職業訓練指導員(電気科)試験合格体験記

昨日のFP3級技能検定の記事の中で職業能力開発促進法のことを書きましたが、同じく関係資格ということで、職業訓練指導員について書きます。
職業訓練指導員(電気科)試験の合格体験記です。

この資格は職業能力開発総合大学校を修了することで取得するのが、おそらくもっともスタンダードな方法でした。
(現在は学生の募集は停止されています。)
私は職業訓練指導員試験によって職業訓練指導員免許を取得しました。
合格体験記を書くものの、特別な対策というのは実はほとんどやっていません。
職業訓練指導員試験自体があまりメジャーな試験ではないと思いますので、その紹介と合わせて書いていきたいと思います。

■合格年度

平成21年度(実技試験)
平成22年度(学科試験)

■受験回数

1回

■試験結果

実技試験 68/100(平成21年度合格)
学科試験(指導方法のみ) 85/100(平成22年度合格)

■使用した参考書

(1) 技能検定(電気製図)過去問
(2) 職業訓練における指導の理論と実際(職業訓練教材研究会)

■体験記

【実技試験】
勉強に使用したのは(1)のみです。
電気工事士、電験、エネ管などとは全く内容が異なり、実務に関連する問題が多かったです。
本番の試験は受験者は非常に少なかったです。
実際の試験では(1)の内容とも少し異なり、電気設備の図面を描く問題でした。
初めて見る内容に戸惑いましたが、よく読むと今までの知識で解ける問題だったので何とか解くことができました。
結果として、68点で合格できました。
点数は情報開示して知りましたが、なぜこのような点数なのか理由はよくわかりません。
(合格点が何点以上なのかも教えてくれませんでしたが、おそらく60点以上が合格のではないかと思われます。)
とにかく合格できたので安心しました。

【学科試験(指導方法)】
勉強に使用した参考書は(2)のみです。
おそらく職業訓練指導員試験の指導方法分野における唯一の参考書です。
この本を一通り読み流して別冊の問題集を解きました。
別冊の問題集は○×で解答する形式ですが、本番は5択の形式でした。
試験内容としては一般知識でも解ける問題が多いですが、職業能力開発関係の法令を知らないと解けない問題も何問かあります。
指導方法科目の対策としてはこの本を読む以外ないと思います。
試験自体は難しいものではなく、20問中17問の正解で合格できました。

■職業訓練指導員試験について

【実施機関】
都道府県が試験実施機関となり開催されます。
都道府県によって試験日や問題内容は異なりますし、また職種によっては行われない試験もあります。
(というか、ほとんどの職種の学科試験は行われません。)
ただ、学科試験のうち指導方法の試験は全ての都道府県で行われているようです。
各都道府県の職業能力開発担当の部署のホームページをこまめにチェックして情報を入手する方がいいでしょう。

【職業訓練指導員免許を取得すると何ができるか?】
職業能力開発校において職業訓練指導員になることができます。
ただし、職業能力開発校(ポリテクセンター、都道府県立の職業能力開発校など)に採用されないと免許を使うことはまずないでしょう。
通常は採用時に対象訓練科の職業訓練指導員免許を持っていることが必須条件になっています。

【受験資格等について】
職業訓練指導員免許の職種は123種もあり、職種によって必要な実務経験や資格などの要件が大きく異なります。
私が取得した電気科の場合は電気主任技術者1,2種またはエネルギー管理士の資格があれば受験資格があり、また学科試験を免除することができました。
試験の内容以上に実務経験などのハードルの方が高いかもしれません。

ざっと説明しますとこのような内容の試験になります。
受験資格さえあれば、試験そのものはそんなに難しくないと思います。

技術士第一次試験(電気電子部門)合格体験記

今日も以前書いた合格体験記の転記です。
技術士第一次試験(電気電子部門)の合格体験記です。

■合格年度

平成24年度

■受験回数

2回

■試験結果

共通科目 免除
適性科目 12/15
専門科目 44/50
基礎科目 13/15
※専門+基礎 57/65

■使用した参考書

(1) 技術士第一次試験 電気電子部門過去問題集〈2011年版〉(電気書院)

(2) 技術士第一次試験 基礎・適性科目完全解答〈2011年版〉(オーム社)

■体験記

勉強期間は約1か月。通勤電車の中(約20分×2)や昼休み(約30分)を使って勉強しました。
平成23年度にも受験しましたが、専門+基礎で1点足らず不合格となってしまい、2度目の挑戦でした。

【専門科目】
第三種電気主任技術者試験やエネルギー管理士試験で専門科目の下積みはあったので、過去問の勉強しかしていません。
(1)は解説が非常にわかりやすい良書です。
電子工学や通信の分野は私はあまりなじみがなかったのですが、(1)の本で過去問の解説を読んで理解しておけば試験ではある程度点数が見込めます。
例年過去問とほぼ同じ範囲から出題されていましたが、平成24年度はその傾向が特に強く、半分以上が過去問と同じ問題または類似問題でした。
(意味も分からず選択肢だけ覚えていても正解できるような問題も何問かありました。)
過去問の演習が合格への近道だと思います。

【基礎・適性科目】
(2)の過去問のみの勉強です。
近年適性科目が難しくなっていますが、公益通報者保護法や製造物責任法など、試験によく出る法令は過去問の解説を読んで理解するようにしました。
基礎科目は範囲が広すぎて過去問以外の勉強はできませんでした。

電気電子部門受験の方は電験やエネ管をすでに取得、または併願している方が多いかと思います。
私はこの年は電験二種を受験していて、この勉強内容がそのまま役に立ったと思います。
電気電子の問題は電験三種よりも高度な内容が範囲になっているものの、問題のレベル自体はオーソドックスなものが多いので、電験三種合格者なら十分対応できる内容かと思います。
私が受験した平成24年度の電気電子部門の合格率は58.8%と前年度より大きく上がりました。
比較的高得点で合格できたのは問題の大幅な易化に助けられた部分が確実にありました。

試験は合格しましたが、当時は技術士補の登録は行いませんでした。
(第二次試験合格の際は、すぐに技術士に登録しましたが。)
近年は第一次試験合格者を『修習技術者』として扱っており、様々な支援制度があります。

エネルギー管理士試験合格体験記

過去の合格体験記の転記です。
今日はエネルギー管理士(エネ管)試験の合格体験記です。
電験2.5種とも言われるエネルギー管理士。
2013年11月23日に書いた記事の転記です。

■合格年度

平成20年度

■受験回数

3回

■自己採点結果

課目1(エネルギー総合管理及び法規) 160くらい?/200(平成18年度合格)
課目2(電気の基礎) 150くらい?/200(平成19年度合格)
課目3(電気設備及び機器) 150くらい?/200(平成20年度合格)
課目4(電力応用) 125くらい?/200(平成20年度合格)

■使用した参考書

(1) エネルギー管理士電気分野完全解答〈平成18年度版〉(オーム社)

(2) エネルギー管理士熱/電気共通課目問題集 エネルギー総合管理及び法規(電気書院)

(3) エネルギー管理士試験「電気分野」直前対策〈2007年版〉(省エネルギーセンター)

(4) エネルギー管理士試験電気分野徹底研究(オーム社)  おすすめ!

■体験記

【平成18年度】
前年の電験三種合格を受けて、この年に電験二種とエネルギー管理士試験に挑戦しました。
(1)を中心に勉強したのですが、このころ仕事が多忙だったこともあり、ほとんど勉強はできませんでした。
ただ、この年は省エネ法の改正により電気と熱の資格区分がなくなった最初の試験だったため、法規だけは(2)を使用して集中的に勉強しました。
結果は課目1の法規のみの合格でした。
この年は省エネ法改正の最初の年だったためか、法規だけが非常に解きやすい内容で助けられました。

【平成19年度】
この年は(1)と(3)を使って勉強しました。
中心となったのは主に(3)の章末問題。
問題演習をすることで理解は増しましたが、この年の合格は課目2(電気の基礎)のみ。
他の課目はあと一歩でしたが不合格となり、次の年に再チャレンジすることになりました。

【平成20年度】
この年に合格しないと課目1の合格がなくなるので、背水の陣で臨みました。
この年使用した参考書は(4)1冊のみ。
この本は平成20年に出たのですが、正直もっと早く出てほしかったと思うくらい内容の良い本です。
ややコンパクトにまとまった本ですが、無駄なく必要なことは全て書いてあり、しかも非常にわかりやすいです。
細かなことで不明な点が出たときは電験三種の参考書で調べて解決しました。
結果として2課目とも合格することができ、ようやくエネルギー管理士試験に合格できました。

■実務経験について

エネルギー管理免状取得のためには試験合格だけでなく1年以上の実務経験が必要ですが、資格所得当時は私はまだ本格的な施設管理はしたことはありませんでした。
免状交付申請書に書いた実務内容は『事業所の電気照明の消灯管理』。
(職場のストップ温暖化の取り組みの一つとして2年間実際に続けていました。)
後日資源エネルギー庁から確認の電話がありましたが、これくらいの内容でも問題ないようです。

■感想

電験2.5種と呼ばれるように、電験三種の対策+αで対策可能です。
法規のみ電気事業法ではなく省エネ法の内容になりますが、あとは電気の基礎は理論、電気設備及び機器は電力+機械、電力応用は機械と電験の内容とほぼ同じです。
電験の違いというと、1問の中で複数の設問があり、電験より計算力が試されるといった感じでしょうか。
特に電力応用の選択問題は電験より掘り下げられた内容が問われるように思います。
ちなみに電力応用の選択問題は電気化学と照明を選択しました。
電気加熱と空調よりこちらの方が範囲が狭くいくらか解きやすいですし、傾向がはっきりしているので勉強しやすいと思います。

あと一度電卓を持っていくのを忘れた年がありましたが、この試験で電卓がないのは致命的に痛いです。
普通の四則演算でもややこしい計算が多いですし、何よりも平方根の計算は電卓なしではほぼ不可能に近いです。
この試験ほど電卓の重要性を感じた試験はありませんでした。

第二種電気主任技術者試験合格体験記

昨日に引き続きまして、合格体験記の転記になります。
今日書くのは第二種電気主任技術者試験の合格体験記。
今までで私が合格した資格試験の中で一番難しかったのがたぶんこれです。
通算合格率5%を切る難関でした。

■合格年度

平成24年度

■受験回数

4回

■自己採点結果

【一次試験】
理論 63/90(平成22年度合格)
電力 56/90(平成22年度合格)
機械 63/90(平成24年度合格)
法規 56/90(平成22年度合格)

【二次試験】
電力・管理 80くらい?/120
機械・制御 25くらい?/60

■使用した参考書

(1) 電験第2種一次試験これだけ理論(電気書院)

(2) 電験第2種一次試験これだけ電力(電気書院)

(3) 電験第2種一次試験これだけ機械(電気書院)

(4) 電験第2種一次試験これだけ法規(電気書院)

(5) 電験第2種模範解答集〈平成18年版〉(電気書院)  ※おすすめ!(特に二次試験)

(6) 電験第2種模範解答集〈平成22年版〉(電気書院)  ※おすすめ!(特に二次試験)

(7) 電験第2種一次試験過去問マスタ 機械の15年間 平成23年版(電気書院)

(8) 技術総合誌OHM 電験二種一次試験過去問コピー〈平成23年〉(オーム社)
(9) 技術総合誌OHM 電験二種一次試験合格講座コピー〈平成23~24年〉(オーム社)
(10) 電験二種二次試験の徹底研究(オーム社)  ※おすすめ!

(11) 技術総合誌OHM 電験二種二次試験過去問〈平成21~23年〉(オーム社)

■体験記

★一次試験

【平成18年度】
平成17年に電験三種に合格し、その流れで二種に挑戦。
(1)~(5)の参考書を購入しましたが、この頃仕事が多忙だったこともあり、あまり勉強はできませんでした。
結果は全科目不合格。
この年からしばらく電験二種からは遠ざかりました。

【平成22年度】
この年久々に電験二種を受験。
平成20年にエネルギー管理士を取得したのもあって、以前より問題がずいぶん解けるようになりました。
(6)で主に勉強し、(1)~(4)はわからないところを調べる形で読みました。
この年は理論、電力、法規の3科目に科目合格できました。

【平成23年度】
機械科目のみの受験でしたので、(7)を購入し勉強しました。
前年よりだいぶ機械科目への理解は深まったのですが、結果は合格点に1点足らず不合格でした。

【平成24年度】
前年と同じく(7)で勉強しました。
さらに(8)(9)のうち機械科目のみ勉強しました。
ようやく全科目に合格し、二次試験に進むことができました。
多くのパターンの問題に接することができたのとこの年の機械科目がやや解きやすかったのが勝因かと思います。

★二次試験

【平成24年度】
一次試験の自己採点で合格点を超えていたのですが、10月上旬までは併願していた技術士第一次試験の勉強をしていました。
技術士第一次試験の終わった10月上旬から12月2日の試験までの約2か月勉強しました。
家では家事や育児などでなかなか時間が取れないので、早朝と通勤電車と昼休みを勉強時間に当てました(過去と比較してこの年が断トツで勉強しました)。
まず、(5)(6)(11)で過去問11年分を解きました。
わからない部分は多々ありましたが、わからない問題については解法を覚えていく戦法で取り組みました。
過去問は電気書院のものが特に詳しくおすすめです。
その後、(10)をひたすら解きました。
(10)は非常に良い本で、この本の内容を完全に理解できれば合格できる力が身につくのではと思います。
(10)の本については章末の練習問題は解く時間はありませんでしたが、それ以外は一通り勉強でき、この本のおかげで随分と力がついたと感じています。
私の場合勉強期間が2か月と限られていたため、難解と感じたパワエレは最初から捨てました。
また、論述問題よりも計算問題中心で勉強しました。
平成24年の機械・制御のようにパワエレが2問出題されると少々苦しいですが、逆に毎年確実に出題される自動制御や過去出題の多かった揚水発電やパーセントインピーダンスの計算をしっかり勉強していたので、そこが勝因になったのかと思います。
傾向をしっかり見極めて勉強することが大切かと思います。

■感想

今回の私の合格でわかったのは確実に部分点は存在するということです(完全に正答した解答だけではどうやっても合格ラインの55%には達していない)。
解答を導く過程を答案に書けるよう常に心掛けることが大事かと思います。
また『電圧をVとすると』などの定義もはっきりと明示するべきでしょう。
人に読ませる解答というのを常に意識するべきかと思います。
(5)(6)(10)に掲載されている正答はまさに理想の答案だと思いますので、これらの本で理想の解答の方法を学んでいくのが合格への近道かと思います。

インターネット上に掲載されている他の合格者の方の体験記を読むと、電験二種は一次試験はそんなに難しくなく、二次試験が本番であるという内容をよく読みますが、私の場合は逆でした。
一次試験でも電験三種よりずいぶん難しく感じました。
もちろん二次試験は一次試験より難しいのですが、解くのに必要となる知識は一次試験も二次試験も同じであると思います。
二次試験は合格率が極端に低く難しい試験ではありますが、私のように一次試験合格からの時間だけでも対策次第で十分勝機はあると思います。

私が自分自身満足いくように勉強できたと感じるのは平成24年だけです。
その平成24年でもできて2時間、普段はせいぜい1時間程度でした。
ただし、毎日勉強しました。
社会人の方はなかなか勉強をする時間が取れないとは思いますが、1日の中で空いている時間を有効に活用し、わずかな時間でも毎日勉強することが大切かと思います。

第三種電気主任技術者試験合格体験記

アメブロで書いた合格体験記の転記です。
第三種電気主任技術者試験の合格体験記です。

■合格年度

平成17年度

■受験回数

3回

■自己採点結果

理論 65/100(平成15年度合格)
電力 70/100(平成17年度合格)
機械 50/100(平成17年度合格)
法規 68/100(平成17年度合格)

■使用した参考書

(1) 電験三種完全攻略(オーム社)

(2) 絵とき電験三種完全マスター電力(オーム社)

(3) 絵とき電験三種完全マスター機械(オーム社)

(4) 絵とき電験三種完全マスター法規(オーム社)

(5) 電験三種完全演習(オーム社)  ※おすすめ!

(6) 電験三種完全解答2002年版(オーム社)

■体験記

【平成15年度】
電験三種は私が就職してから初めて受験した電気系の資格でした。
思えばまだ当時は電気系の資格にどんなものがあるのかよくわからず、そんな私でも電験三種だけは電気技術者の登竜門として有名であることを知っていて、受験に至りました。
対策としては(1)を少し読んだだけ、あとは大学時代の知識のみです。
理論は大学時代の知識だけで合格できましたが、電力、機械、法規は勉強をしていないと全くの未知の分野、余裕で不合格でした。

【平成16年度】
前年度と同様、(1)を少し読んだだけでした。
前年度よりは理解は多少増しましたが、それでも合格点には到底及びませんでした。

【平成17年度】
この年に合格しないと理論の科目合格が消えるので必死で取り組みました。
4科目を1冊にまとめられるような分量の本では対応できないと思い、この年の初めくらいから(2)~(4)の完全マスターシリーズを読み続け知識を増やしました。
このシリーズは大変詳しく、業務でわからないことを調べるのにもよく使用しました。
最後の1か月間は(5)でひたすら過去問や予想問題を演習しました。
(5)の本は解説が簡潔かつ明瞭にまとめられており、個人的には電験三種最良の参考書と思います。
(現在はこの本は絶版となっており、後継本として電験三種突破演習(オーム社) が出版されています。)
極論、この本1冊確実に理解できれば合格できるのではないかと思います。
結果は機械が6割を下回ってしまいましたが、得点調整によって救われて合格できました。

役所では資格を取っても手当はありませんし、評価にも直接的には影響はありません。
それでもこの資格を取って自分は電気技術者であると自信を持って言えるようになれました。
また、私が対応する業者の方も一目置いてくれるようになりました。
合格率10%前後と決して簡単な資格ではありませんが、電気工事や施設管理に携わるのであれば何が何でも取っておきたい資格です。